今、急速にコメ不足が顕在化しています。新聞「農民」によると「売る米がない!米屋さん悲鳴~市場まかせの米政策破綻、生産と供給安定のため価格・所得補償・備蓄制度の確立を」との見出し生地が出るほどです。コメ不足の原因の根底には、稲作農家の平均所得が1万円(時給にすると10円)というような事態に追い込んでいることに問題があります。
それだけではありません。食品・食料とエネルギー価格の高騰が家計を直撃しています。また、燃油、家畜飼料、肥料原料、農業資材などの高騰は農家の経営にとっても打撃となっています。
こうした情勢の中、全国各地で広げた、食料自給率の向上を国の責任で果たさせるとともに、その前提となる「食料・農業・地域を守る」たたかいの実践である「秋のグリーンウェーブ」をはじめ、「家族農業を中心とした農政への転換」をめざす意思統一の場として、全国食健連の2024年度総会を開催します。