今年は23年産米における「コメ不足」が大きな社会問題となり、改定「食料・農業・農村基本法」で位置づけられた「一人ひとりの食料安全保障」の実現とは程遠い状況が生まれました。コメ不足によって米の市場価格が上昇したことで、24年産米における取引価格や概算金は上昇していますが、農協への集荷率は減少し、翌年も在庫の不足が見込まれるなど、今後も米の需給と価格が不安定になることが心配されています。国民の主食である米を消費者が安心して入手できることと、生産やその関連産業全体のコストに見合う価格の維持を両立していくために、どのような需給対策、価格政策が求められているのか、各現場の実態や課題も踏まえて今後の政策のあり方について考えます。
1.日時:2024年12月7日(土)13時30分~16時30分
2.場所:新宿農協会館8階大会議室(東京都渋谷区代々木2-5-5)とオンライン(zoomミーティング)の併用で開催します
3.内容: テーマ: 米の需給と価格政策を考える
座長解題:冬木 勝仁 氏(東北大学大学院教授)
報 告:林 秀明 氏(東都生協執行役員・兼商品部長)
木村 成仁 氏(農協職員/岩手県農協労組中央執行委員)