秋の全国学習交流会を開催

 2024年秋期年末闘争への意思統一を図ることを目的に、9月21日に東京都内で「2024年秋の学習交流会」をオンライン併用で開催。各単組で大会を経て確立された新体制で臨む最初の闘争にむけて、新しい執行部を中心に各地から仲間が参加しました。

 主催者を代表して信川幸之助中央執行委員長は、職場や働き方のおかしさをなんとかしたいと集まったのが労働組合のはじまりではないかと労働組合の成り立ちに触れ、学習と交流を通じ仲間の団結を強めて秋期年末闘争を取り組もうと挨拶しました。
 基調講演は国民春闘共闘委員会・全労連の黒澤幸一事務局長が「強い労働組合の秘密のレシピ」と題し、賃金・労働条件の引き上げに何が必要なのかをアメリカの労働運動や日本の他産業労組の実践を紹介しながら解説。労働組合にとって最も強力な闘争戦術であるストライキは労働者の想像以上に経営者側の脅威になっていることを指摘し、生活と働き権利を守るためには、労働組合でたたかうしかないと訴えました。産別や地域での共闘・統一闘争が効果を高めることや、労組未加入に仲間に声をかけ、要求する集団に引き込んでいくことでより交渉力が上がり要求実現が近づくとし、一足飛びの解決や実現はなく焦らずに基本的なことをやりぬこうと話しました。
 本部提起を行った舘野豊書記長は、「職場で大切にする運動」として、要求を最初からあきらめないこととして、事業計画論ありきではなく仲間の生活実感や思いを土台に議論をスタートしようと強調。仲間の関心と労働組合への期待が高まる一時金闘争に要求づくりから労組への結集を強めていくことを呼びかけました。そして、獲得条件を狭めないために労組主導の闘争スケジュールで要求提出・団体交渉・戦術配置をすることが重要だとし、産別闘争日程を示し統一闘争への結集を提起しました。
 その後の分散会では、職場の課題を出し、それを解決するため話し合いや要求づくりの経験を交流。お互いの経験を共有して秋期年末闘争に向け決意を固めあいました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策)

目次