全農協労連は7月18~19日に第128回定期大会を都内で開催し、新年度の運動方針と役員体制などを決定しました。あわせて1日目の休会後に、結成70周年の記念レセプション実施しました。
信川幸之助中央執行委員長は開会挨拶で今国会で可決した食糧法改悪の問題点に触れ、農政が国の責任を放棄し、さらには戦争の影響も拡大するなかで、厳しい農業情勢や地域の課題をどうしていくのか、大会での討論を通じて考えあうことを呼びかけました。
来賓として国民春闘共闘委員会の黒澤幸一事務局長が挨拶。春闘共闘委員会として今春闘でも大幅賃上げを維持してきたこと、その中でも全農協労連の賃上げ額が高い水準にあることや「ベア5万円」など最も高い金額を勝ち取っていることも紹介し、労働者の声に基づいて要求してきた単組の奮闘を激励しました。
また、地域の労働組合に「社会を変えたい」、「職場を変えたい」と若い世代が加入していることを紹介。労働組合への期待が高まっていることを指摘し、ともに労働組合の役割を発揮して行くことを呼びかけました。
春闘総括、運動方針を提案した舘野豊書記長は、賃上げや諸要求を実現・前進させた全国の仲間の実践から、「あきらめずに声を上げ続ける大切さ」について強調するとともに、「労使対等な関係をつくることで、働き続けられる職場を実現できる」と述べながら、この1年のたたかいを振り返りました。2026年度運動方針の重点では、「労働条件の決定原則を守らせ、労働組合として労働条件の向上をめざす」ことや、管理職や有期雇用者をふくめ「すべての労働者が労働組合の権利・労働協約が適用される職場づくりをめざす」ことなどを提起しました。
また、中高年層に対する賃金抑制や、新たな退職金制度の導入など、全国統一的な賃金・労務政策の狙いを明らかにし、職場と全国のたたかいをむすび、産別としての統一した要求と運動への結集を呼びかけました。
提案を受けて行われた代議員の討論では、各単組や地本でのたたかいの教訓・経験、課題が積極的に発言されました。
また、職場での若い世代にどう労働組合に参加してもらうか、労働組合の財政をどう確立するかなど、全国的に共通する率直な悩みについても質疑や討論がだされ、全農協労連や全国の仲間の経験を学びたいという発言が多く出されました。
結成70周年記念レセプション
全農協労連は前身である全農協労が1956年に結成されてから今年で70年を迎えました。
大会1日目の終了後に開催したレセプションには、60周年以降の10年間に全農協労連の中執行委員長を務められた、齋藤裕さん、砂山太一さん、全農協労連の顧問弁護士の中野麻美さん、共闘団体からは国民春闘共闘委員会の黒澤幸一事務局長、竹嶋順二事務局次長、農民運動全国連合会の長谷川敏郎会長、農業・農協問題研究所の北原克宣常任理事に来賓として臨席頂き、激励の挨拶を受けました。また純中立労組懇談会からメッセージが寄せられました。
全農協労連の信川幸之助委員長は、開会の挨拶で全農協労連の活動に携わってきた経験も触れながら、次の10年、さらには100年を目指して奮闘していこうと呼びかけました。
来賓からの挨拶では、戦争が拡大する政治情勢や、厳しい農業・地域の課題のなかで、農業協同組合の役割や、その中で全農協労連が果たす役割への熱い期待も寄せられました。
レセプションには各単組や個人からのご好意でたくさんの食事や飲み物も持ち寄られ、参加者で味わいながら語り合いました。また、地方本部から持ち寄って頂いたご当地の名産品の抽選会も実施し、楽しく交流しました。
