都内で「2023年秋の学習交流会」を会場参加とオンライン併用で開催しました。この学習交流会は、新体制が確立された単組支部分会の役員の基礎的な学習と、これから迎える秋期年末闘争に向けての意思統一を目的としました。
全体学習では、最初に星野慧書記次長が「労働組合の基礎・基本」と題して講演。コロナ禍で意見集約や話し合いが制限され、要求確立の手続きが弱まっていると指摘。要求づくりのプロセスが重要でありそれが伝わることで仲間の要求への結集になると話しました。また、賃上げにあたり労組のある農協では8割の経営者が「労組の要求を最も重視する」と回答していると分析し、要求を掲げ交渉することが賃金・労働条件の向上に結実すると強調。さらに、要求実現には日常活動が不可欠で、多様な仲間が関わる集団的な組織運営の必要性を訴えました。
続いて、舘野豊書記長が「2023年秋期年末闘争に向けた意思統一」として要求実現に向け「仲間とともに要求をつくりあげる」「要求当事者を多数にする」ことを提起。経営者が最も嫌がるのは労働者の結集・団結だとし、だからこそ産別結集を強化し統一闘争を軸にたたかうことを提起しました。 実践報告として、愛媛単協労連・川村朋也事務局長、鹿児島県農協労連・福留英樹書記長、長崎県農協労組・長尾公彦中央副執行委員長が実践報告を行いました(機関紙に概要掲載)。その後、分散会では職場の課題を出し合いながら、参加者の経験が交流され活発な議論が交わされました。
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